リターンマッチ20200213

母親の葬儀で 22年前の父親の時と同じ

寺に連絡する

寺から話が有るので 直ぐに来いと連絡が有る

よし受けて立つ リターンマッチだ

俺も22年間 言いそびれた事が有り 望むところだ

お布施 金の話だ 金額交渉なら俺も仕事上 修羅場は くぐって来ている つもり

深々とお辞儀をして いざ決戦

相手は 代替わりした様だった

引き継ぎで 俺の事は聞いているはず

相手がまず 「檀家なら100万 50万だ」とジャブを飛ばしてくる

俺は檀家では無い

「父親の時は13万だった」と こちらは

実績を根拠に反論

「いろいろと物価が値上げとなり」と 返してくる

お経と戒名の値上げに関係ないが

田舎では同じ日に葬儀後 初七日を執り行う

俺は「葬儀のみ 初七日は無し 10万も20万もする戒名は不要」と交渉は佳境に入る

相手が「戒名が無いと成仏出来ない」と

少し こちらのペース

ここで相手はミス

俺が 母親を亡くしたばかりで ガックリとして 気力を無くしていると 勘違い

「あなたが頑張りなさい」お前が 母親を亡くした心痛から立ち直り 働いて 金を払えと言う意味

俺は ここで一気に畳み掛ける 総攻撃

「俺は 今朝も朝1時半から起き上がり

死にものぐるいで仕事をしている

頑張りなさいなどど言われなくても 仕事は

必ず納める」

ここで22年間 言いそびれて気になっていた事を 理論武装して来たかの様に

「22年前 そこの玄関から見えた あの部屋での出来事だ 」

入場して来た時の目付き

帰ろうとした時 墓を建て納骨の話後

急に 分骨を ここで俺にしてくれと言われた事

遺族に内緒で分骨する つもりだったのか

骨壷の遺骨が 知らない内に半分に なっても

文句を言わないと思ったか

などど 全てを言わなくても 先代から引き継ぎは しっかりと出来ている様だった

俺の勝利

金額はOK 口外しないで下さいと言う

同日の初七日も金額内で と言うが それは辞退

葬儀当日 僧侶控室に出向き 式前に

「先日は失礼致しました」

お布施を差し出して 「○○万円で御座います

本日は何卒宜しく お願い致します」

と 丁寧に挨拶した つもりだ