石油コンビナートの煙突からの炎1977

 1997年バスラ 

夜間 真っ暗な 砂漠(土獏)の真ん中で 石油コンビナートの煙突からの炎は

夜の大海原での 灯台の様だった

街に出かけて飲み 帰るのが夜間になった 

タクシードライバーとは 乗車前に行き先を伝え 金額交渉

俺は真っ暗になると 現場事務所への道順が分からなかった

同乗の技術協力会社の方が 眠ってしまっていた

真っ暗で 右も左も 分からない俺はタクシードライバーが道を

間違えたのを気付かなかった

タクシーが停車 真っ暗な世界で 1ヶ所 灯台の様に

石油コンビナートの煙突からの炎が 昼間より いっそうの明るさで

遠方に見えた それから現在位置を想定 見事に帰る事が出来た

 夜間 出かけた事が有る やはり灯台代わりの 

石油コンビナートの煙突からの炎は頼りになる

真っ暗な街灯も無い村で 一件一件ドアを叩き飛び込み訪問

よくも射サツされなかったものだ