2年くらい前 16時頃 車で通りかかると 小学校1年生くらいの女の子が
道路の大きめのグレーチング会所桝の穴に向かって「ワーン」と大泣きしている
次のグレーチン桝にも同じ様に穴を覗き込むと 大きな鳴き声で「ワーン」
会所桝から暗渠がトンネルとなって 声が反響してさらに大きな鳴き声となる
最近は 迂闊に声を掛けてはいけないが 孫と同じくらいの年齢でもあり
さすがに車を止めて声を掛けた
「大丈夫？」 鍵っ子で 学校から帰宅 家のドアを開けようとして
カギの紛失に気付いた
通学路を逆に探しながら 道路グレーチング桝の穴を覗くも 鍵がないので「ワーン」
と大泣き
両親は１８時頃 帰宅予定 まだ2時間以上もある
緊急時連絡先カードが有るだろうから 保護者の携帯電話番号が分かれば 連絡してやるとか
小学校に戻って 先生に事情を話し 17時30分くらいまで 職員室で待機させてもらうとか
俺もアドバイスすれば良いものを 思い付かなかった
辺りを見回すが 誰もいない
学校までカギを探して戻る小1くらいの子供に 「車に気をつけて」の言葉しか掛けれなかった 後悔先に立たず
あれから2年くらいか 下校時間であれば 時々その子供を見かける
あの時は アドバイス不足で ごめんなさい のつもりで手をチョコンと上げる
この次 もし何か有ったら 「ジイジ」として 必ずお役に立てる様に
心掛けておきます
迂闊に子供に声をかけられない 世知辛い時代になった
