酔って肩を貸す1980

 24才の頃 最後の赴任地は 調布の所長の家からは700km以上

月に1回くらいのペースで所長は 関東に帰っていた

半年くらい経った頃だろう 飲んで真っ暗な駅前 

泥酔した所長に肩を貸して歩いていた 

「なんで俺がこんな所に 来なくちゃ・・・」と所長が 酔った勢いで大声

俺は あんた(所長)に 22才の頃 バスラにぶっ飛ばされた

所帯持ちと 独り者の違いは有るが 俺は酔っても 

そんな愚痴は こぼさなかった 因果応報だよ

この所長との 21才の時の因縁 

新人で行儀の分からない俺が 現場事務所内で同僚との雑談で

つい声を出し笑ってしまった 

所長に呼びつけられ 大声で怒鳴られた

「てめえ この野郎・・・」

 

その4年後 所長の一言で 俺は25才の頃 最初の会社を退職決意した