キャンドルサービス1984

 いよいよ キャンドルサービス 入場 

俺には照れる演出も 新婦には思入れも有っただろう

ドアのレバーハンドルに手を掛けて 開ける係員が 新婦のお気に入りの色 

黄色いウェディングドレスを見ながら 「それ 貴方が選んだんですか?」

と ぬかしやがった

田舎の式場 係員は黄色のそれは 見た事が無かったか

直ぐに ドアが開き 「さあ 新郎新婦の入場です」となったので

俺も 飲んでなく シラフだったし こらえる事が出来た

「何だと この野郎 責任者を出せ」と言わなくて良かった

ドアが開き ここで 新郎の俺と 係員が 掴み合いをしていたら コントだった

何のサプライズだよ と言う話

 

 少し前の〇〇賞の授賞式 妻を侮辱され 舞台に上がり 

コメディアンを平手打ち グーパンチでは無かった

笑いながら相手と握手 残る左手で もう少し手加減をして ビンタ 

だが 妻を侮辱されて 手加減ができなかったか

近付いて いきなりのフルスイング 

彼は 後に謝罪コメントを出したが 本心 後悔は この後もないだろう

 

俺は 一発 かましても良かったと 38年経った 今でも思う

だが 俺の妹の勤務する職場だったし その後 俺の妹 弟が

ここで 式を挙げた

 

こんな野郎を使っている 式場は その後 解体され更地になり 

別建物が建築

俺なら こんな野郎 直ぐにクビ