修羅場1984

 ある意味 修羅場

結婚して まだ子供は いなかった だから 年数はこれだ

 夜 暗くなって 例の 「手強い相手」から 電話が有った

番号表示のない時代の固定電話 「〇〇ちゃん(俺の事)助けてくれ 殺される」

声で 相手が分かり 何が起きて どんな修羅場なのか 俺には直ぐに

目に浮かんだ」

俺も 時間的に 酒を飲んでいただろう 妻にも見て置いてもらおう

多分 妻の運転で 親父の別宅に行った

予想通り 例の「手強い相手」は 顔面血だらけ 

俺に電話ではなく 110番電話なら 今なら 逮捕だな

分かれ話をしている 財産は半分づつ

こういうのを 「・・・は犬も食わない」

だが 俺に来てくれと電話が有ったので 受けて立った

原因は 予想通り 親父が レジャーホテルで車の 鍵の閉じこみ

帰れなくなり 「手強い相手」に電話で迎えに来させる そして修羅場

第3の相手が その場に居たのか 居なかったのか どうでも良い

俺には慣れた 日常茶飯事だった