中学時代の いじめ

 いじめ と言っとも私は いじめられた と言う認識は無い

大柄な同級生に どうしても教室に入ることを邪魔され タイマンを張るみたいに

何度も面と向かう ガンを飛ばして来る

相手は番長的な地位だが こちら(私は)は がリ勉の小柄なだけ

格闘技で言う 階級がヘビー級とスーパーフライ級くらいの差 フライは蠅だ

私は格闘技どころか 武道も何もやっていなかった

剣道でもやっていれば 得物が有れば受けて立ったが

急所の目を突くとか 稽古をしていれば 戦えたかもしれない

このままでは授業開始に間に合わない 先生に泣きつくなど 舐められる様な事は

最初から考えに無い

ついに 私は何を血迷ったか 出来心で 家庭科室の下の引き違い小窓が鍵が掛かっていなかったので 武器を(ハサミくらか)探しに入る

 

ある時 父親が現場で鉄筋屋さんのグループともめたのか たぶん「いつでも家に来い」

くらいの捨て台詞を言ったのだろう 勘定日(大工さんたちに給料を払う日)前日

父親が長〇ス(2尺足らず)を用意していた 鼻息が荒い

子供だから分かる ただならぬ父親の殺気を感じた

戦闘開始 10人弱 かなりの鉄筋屋さんの数

父親が長〇スを抜くと「おおー 抜いたぞ」と言って 取り囲むが 武器は

用意してなかった様で 家の便所の汲み取りに使う ひしゃくくらいしか無かった

誰が電話したか お巡りさんが自転車で来た

翌日 勘定日 大工さんが10人くらい来た

一日 違えば修羅場だったと思う 前科もついたか その長○スは父親が別の人と同居する時 持って行ったのだろう その父親もこの世にはいない

 

そんな父親の背中を見て育ったので ハサミ等が見つからなくて良かった

急所を外して防衛するなど出来なかっただろう やってしまったかもしれない

凶器は鍵がかかっていたのだろうか

一歩間違えば 私が〇年院送りだったか

〇年院の独房の土間コンクリーは外部地面と同じ高さ 独房の薄い畳は湿気っている

こんな所には入りたくない あの時 過ちを犯さなくて 本当に良かった

 

剣道をして良かった 得物が有れば防衛する事が出来る

万が一の時 家族を守れる  と言っても法律上 模擬刀くらいか 急所を外した何本かの突きで相手はひるむだろうか