暑いので 熱い話
サウナは一度だけ 何かの付き合いで入った 表示は９０℃くらいだったと思う
入った途端 バスラの昼休憩 宿舎のドアを開けるときの あの感覚がフラッシュバックした いつもドアを開けるとき ﾄﾞｱﾉﾌﾞを掴むと 思い切り気合を入れ 一気に外に出る 今 思えば 毎日サウナ三昧か 汗の塩で作業服が白い模様 天然サウナで 毎日 汗がたっぷりかけた 1日で8Lくらいの氷入り水筒を飲み干しても 一度もトイレに行かないくらい 御希望通り汗が かけます
市街地より さらに南へ５０ｋｍくらい あの川沿い
１００℃計測の棒状温度計があった 日陰で５５℃ 野ざらしの鉄のコンテナの表では
８５℃くらいだったと思う
２回目の夏 風向きが変わり湿度が１００％近くだろうか 砂漠（土獏）が濡れてくるような湿気 そのサウナの様な中 工事完了近くになり 木製コンテナ パレット等を
野焼きする
１０ｔダンプを自分で運転して 現地人に積み込みさせ 焼き場でダンプアップ
火炎の熱風と バスラ全体に吹いている熱風＋地面が濡れて来る様な湿気
ここは地の果て まさに地の果てだった
赴任初日 暑さでカゲロウとなり 黒いチャドルの女性たちが歩くのを車窓から見て
いた クーラーの効きが悪くて車の窓ガラスを少し開けると熱風が吹き込んで来て
「熱い」と なってすぐ閉めた
来なければ良かったと気が付いたが 刑期は１年だった
